留学

    出願(1)

    今回は、親がやるべき手続きの中でいちばん大事な「出願」についてです。2回に分けることにしました。

    「出願から入学まで」の流れ

    アメリカのボーディングスクール受験における一般的な「出願から入学まで」の流れは以前にも説明しましたが、こんな感じです。

    中2の7月以降
    親がやること
    • オンライン出願
    • インタビュー、学校訪問、(日本での)学校説明会等のアポ入れ開始
    • 奨学金の申請
    子供がやること
    • ​SSAT等の共通テスト(Standardized Test)、およびTOEFLの勉強継続
    • エッセー(小論文)の準備開始
    学校にお願いすること
    • 成績証明書の作成
    • レコメンデーションレターの作成
    親子でやること
    • 受験方針の策定
    中2の
    1月15日
    • ​​出願締切
    • 奨学金申込締切
    2月1日
    • インタビュー締切
    3月10日
    • 合格発表
    中3の
    4月10日
    • ​入学申込期限
    • デポジット(預かり金)入金期限
    7月1日
    • ​健康診断関連書類の提出締切
    8月後半~
    9月前半
    • ​入寮
    • 授業開始

    以下、この流れに沿って出願時のポイントを個別に細かく解説していきます!

    出願前にやるべきこと

    ​オンラインフォーム登録

    先ずはオンラインフォーム登録をしましょう。これは各学校のホームページから行います。エクセターの場合は​こちら。​

    オンラインフォーム登録をすると、学校から入試・出願関連の情報が届くようになります。

    これは「メルマガ登録」程度のものですので、別に登録しなくても出願・合否に影響はありません。が、登録先の学校から色々と情報が届くようになるので、興味がある学校に関しては取り敢えず登録しておいた方がよいでしょう。

    入力する内容は、子供の氏名、生年月日、メアド、親の氏名、住所、メアド、電話番号等基本的なもの。ただ、以下の項目なんかはアメリカの学校制度について馴染みがないとつまづいてしまうかと思うので、ちょこっと解説しておきます。

    Current Grade (今の学年)
    オンラインフォーム登録、出願時に必ず聞かれる項目の一つが「Current Grade(今の学年)はなんですか?」というもの。アメリカと日本では教育制度が異なり、さらに言うとアメリカでは州によって教育制度が異なる、、ということで、細かいことをいうと相当ややこしいことになってしまうのですが、ざっくり、日本の中学3年生の9月からアメリカの高校1年生(9th Grade)をスタートさせるというスタンダードな形での進学を希望する場合、この項目は「8(8th Grade)」を選択しておけばokです。細かいことは​こちら​が参考になります。​​

    中2の7月以降

    オンライン出願

    いよいよ出願です!エクセターの場合は、​Gateway to Prep Schools​という複数の学校に一括して出願可能なポータルサイトからの出願のみ受け付けています。

    学校によっては、​SAO (Standard Application Online)​という別のポータルサイトだったり、学校個別サイトからの出願も受け付けていたりしますので、出願校のホームページの「Admission(入試課)」から確認しましょう(エクセターはこちら)。

    受験したい学校が同じポータルサイトで願書受付をしていたらインプットは一回で済むので楽ですが、残念ながらそうでない場合、ほぼ同じ内容を何度もインプットすることになります。。

    親の学歴、年収、資産等、日本の高校受験では聞かれないことを根掘り葉掘り聞かれますが、頑張って入力しましょう!

    インタビュー(面接)の予約

    学校訪問は任意ですが、インタビューは良いボーディングスクールであれば必須​です。各学校のAmissionページから予約しましょう。エクセターの場合はこちら

    なお、インターナショナル生の入学に積極方針のボーディングスクールとかだと、インタビューの為に来日することもあります。大体毎年11月前後に実施されている感じです。「オンラインではコミュニケーション取りづらいから対面がいい」という方はそのような機会を利用すると良いでしょう(このような情報はオンラインフォームで登録しておくと学校から届きます)。

    インタビューの締め切りは翌年の2月1日の学校が多いで、そんなに焦って予約を入れる必要はないですが、インタビューのアポは向こう2か月くらいでしか予約できない学校が多いのと、あんまり遅すぎると最悪スケジュール調整が出来なくなってしまうリスクもあるので、遅くとも12月までには予約入れ始めた方が良いでしょう。

    奨学金の申請準備

    ​​殆どの学校が金銭的補助である「ニードベースの奨学金(Need-based Financial Aid)」を用意しています。

    もう一つのタイプの奨学金としては、勉学やスポーツ、芸術面で優秀な学生が対象となる「メリットベースの奨学金(Merit-based Financial Aid)」があります。

    プロスポーツ選手や芸術家になってもおかしくないくらいの能力を持ち合わせていればメリットベースの奨学金を受けるチャンスはあるかもですが、メリットベースの奨学金を用意しているボーディングスクール自体そもそも多くはないので、以下ではニードベースの奨学金に絞って話します

    そもそも海外の学校に子供を送り込もうとするくらいの家なんだから、お金は持ってるでしょ?ということで、基本インターナショナル生はニードベースの奨学金の対象外、という説が一般的です。が、本当に金銭的補助が必要であれば、諦めずに申請することをお勧めします。

    奨学金を申し込む場合、殆どの学校でSSS(​School and Student Services​)という共通サイトからの申請が求められます。この申請、ぶっちゃけ学校への出願プロセスよりも大変ですが、本当に必要であれば乗り越えられるはず。頑張りましょう!

    ​裏技としては、合格後に学校に奨学金なんとかならないか個別に相談、、というのもあります。ただ、学校側としては「学費を全額支払う生徒(Full pay)」か否かも合否の判定基準にしていると思われ、相談しても「ダメダメ。今更何?なんで出願時に申請してないん?」と一瞬で却下されること殆どでしょう。確かに、完全に後出しじゃんけんですし、言った後にフツーに入学したらなんか気まずくなる気もしますしね。。が、もし本当に金銭的に困っているのであれば、私は相談するのはアリだと思います。

    因みに、エクセターだと、年間25百万ドル(約28億円)のニードベースの奨学金を支給していて、収入が$75,000(約825万円)以下の家族は学費無料になる可能性ありとのことです。エクセターの学生数は1,096人ですので、計算上は一人当たり$22,810(約250万円)の奨学金を支給していることになりますね。どうでしょう、申請する気力湧いてきませんか?

    その他出願に必要なもの

    出願にはその他にも以下が必要となりますが、これらは締め切りさえ間に合えば、後から時間をかけて用意しても大丈夫です。

    • SSAT等共通テスト(Standardized Test)、およびTOEFLのスコアレポート
    • エッセー(小論文)
    • 成績証明書
    • レコメンデーションレター

    これらに関しては、また別の機会に詳しく説明させていただきます。​

    如何でしょうか、出願時の流れ、やるべきことはイメージつきましたでしょうか?出願フォームのインプット、実際にやってみると結構時間かかります!まとまった時間が取れるようにスケジュール調整した上で、腰を据えて取り組んでみてください!

     

     

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