留学

    「インターナショナル生の親」としてのボーディングスクールとの関わり方

    9月からのボーディングスクール入学が決まったお子さん、そして親御さんは期待と不安で胸が一杯なことでしょう。

    我が家の経験で言いますと、子供は直ぐに慣れるので心配不要ですが、親は何かと苦労しますw

    ということで、今回は親の心構えにフォーカスを当てて書きたいと思います。

    一般的に「やった方が良い」と言われていること。。

    以下は一般的に「やった方が良い」と言われていることです。が、親も学校の近くに住んでいたりしない限りはできないことばっかりですので、さらっと読み流して頂ければと。我が家が大事だと思うことはこの次に書きます。

    ボランティアに積極関与する

    ボーディングスクールは親のボランティアで成り立っている部分が結構あります。スポーツの試合でのゲータレード・スナックの用意、イベント時の車での送り迎え、等々。英語が苦手でもできることはそこそこあります。が、日本に住んでたらやりたくてもできません。。

    PTAに参加する

    これに関しては言葉の問題がモロに出てきますので、例えアメリカに住んでいたとしても英語が得意じゃない限りはハードルはかなり高いかと。。

    「オープンデー」に参加する

    多くの学校は「オープンデー」と呼ばれる学校訪問日を設け、家族等に学校訪問の機会を提供しています。過去数年間はコロナの影響もあり、入学前の学校見学はおろか、入学式にも帯同できなかったというご家族も少なくないかと思います。我が家の三男は2020年9月に某ボーディングスクールに入学しましたが、まさにこのパターンで、私も妻もまだ学校には一度も行ってません。。そもそも「オープンデー」に合わせてアメリカに行く、といった融通が利く人はそんなに多くは無いかと思われますので、インターナショナル生に関しては「行けるときに行ってその時にしっかり先生方に挨拶する」で代替するしかないでしょう。

    「インターナショナル生の親」だからこそ特に力を入れるべきこと

    ということで、できないことはできないで仕方ありません。でも、逆に「インターナショナル生の親」だからこそ特に力を入れるべきと思うことがいくつかあります。以下はビジネス英会話程度の私、ちょっとだけ話せる程度の妻の我が家が実践、心掛けていることです。ご参考にして頂ければ。

    “Parent Newsletter”を熟読

    学校と直接コミュニケーションを取るのが難しいインターナショナル生の親にとって、”Parent Newsletter”は貴重な情報源となります。

    が、その内容、頻度に関しては正直学校によって濃淡があります。我が家は長男次男(双子)と三男とで違う学校に通っていますが、「え、こんなに違うの?」と衝撃を受けましたからねw

    まあ、流石に何もないという学校は無いでしょうから、取り敢えず学校から送られてくるレターの熟読は親の必須課題としましょう。

    因みに、三男の学校の週次レターには”Ask Your Son About…”というコーナーがあるのですが、子供と話すときのネタを提供してくれてまして、大変助かっております。例えば、、、

    1.春学期の中間テスト結果
    2.タキシードの用意(もしフォーマルディナーに出席するのであれば)
    3.週末の過ごし方。最近大分暖かくなってきたので。
    4.先週末に開催されたOB会合で、OBの誰かと話したか?

    高校生がタキシード?!なんそれ?!と、思わず聞きたくなりますよね。大抵聞き過ぎてウザがられるのがオチですがw

    アドバイザーとの連絡は密に

    恐らく殆どの学校では各生徒に「アドバイザー」が付くかと。日本の学校の「担任」よりかは「兄貴、姉御」に近い感じでしょうか?

    よろず相談承り係的な役回りで、保護者とも入学前、そして入学後も面談等で定期的に話すことになるでしょう。

    我が家の三男はトランスファー(転校)の準備をする際もアドバイザーと入念に打ち合わせする等、本当に色々とお世話になっています。

    「相性」の問題でしっくりこないケースもあるかもですが、アドバイザーとは卒業までの長いお付き合いすることになる公算が大きいことから、お土産を渡すなりなんなりして良好な関係を構築しておくことを強くお勧めします。

    お泊りさせてもらった家へのお礼メール

    友達が出来てくると、「サンクスギビング(11月)」や「イースター(4月)」等、1週間程度の日本に帰ってくるほどでもないショートブレイクに友達から「お泊り」のお誘いが来るようになります。

    子供から「○○君の家に泊まらせてもらえることになった!」との連絡が来たら、直ちに親御さん宛にサンキューメールを打ちましょう。そして、休みが明けて学校なり日本に戻ったら「無事戻りましたありがとう」メールも打ちましょう。

    学校コミュニティとの接点が乏しくなりがちなインターナショナル生の親にとって、子供のお泊りは家族ぐるみのお付き合いを始める絶好の機会となります。

    我が家では、子供達には「ステイ先の家族全員に感謝の気持ちを伝えること。礼儀正しく。家事手伝いを進んですること」の三点は口酸っぱく伝えています。

    遠く離れているが故、メールでありがとうの気持ちを伝えることくらいしかできませんが、だからこそサンキューメールはしっかり心を込めて書いて送りましょう。

    そして、日本から再度渡米する際にはお世話になった家族に渡すお土産も忘れずにw

    友達が日本に遊びに来たときは、最大限の「おもてなし」を

    夏休みには友達が日本に遊びに来る、なんてこともあるでしょう。ゲーム好きな子にとっては日本は「聖地」だったりするようで、長男次男の友達の中には2回遊びに来た子もいましたw

    ボート推薦でアイビーリーグの大学に進学したバリバリ体育会系の子は「フードトリップ!日本のうまいものを食いつくす!」と意気込んで来てました(トライした二郎系ラーメンの破壊力にお腹が耐え切れず撃沈してましたがw)。

    アメリカ人にとって日本は「行ってみたい国」の上位にランクされているのは間違いありません。

    残念ながら、ここ数年はコロナの影響もありアメリカの友達をホストすることはできていませんが、いよいよ日本も入国規制の緩和に舵を切り始めたようですので、早ければ2022年の夏休みから友達の来日が再開するかもしれません。

    そして、日頃学校コミュニティに貢献できていないインターナショナル生の親にとっては、子供の友達が来日した時こそが「恩返し」のときです!!

    是非日本のいろんなところに連れて行ってあげてください。東京、京都、大阪といった鉄板所もいいですが、草津温泉、金沢とか渋いところも外国人には人気ですw 富士山登山や釣り&家で自分で捌いて手巻き寿司パーティーとかも面白いですね。

    「我が家は狭いのでホストなんて、、、」と気にされる方もいるかもですが、そんなの気にしなくても大丈夫です。殆どの日本人の家はアメリカ人の家に比べたらめちゃくちゃ狭いのでw そんなことよりも大事なのはおもてなしの気持ちです。

    普段の家の食事に関しては、苦手なもの、アレルギー以外は気を遣う必要は全くないでしょう。むしろ、家族の一員として受け入れ、お客様扱いし過ぎないのが一番だと思います。逆に、アメリカでのお泊りでも朝も夜もダンキンドーナツというのもあります。それはそれで全然いいのですw

    是非心からのおもてなしで、日頃の感謝の気持ちを表してあげてください。草の根国際交流で日本のファンを増やすのも我々インターナショナル生の親に課された大事な使命だと思っています。

     

    ということで、今回は「インターナショナル生の親」としてのボーディングスクールとの関わり方について書いてみました。学校との間の物理的な距離を埋めるためにできることはあると思います。我が家のやり方を参考に、皆さんなりのコミュニケーションでうまいこと距離を詰めて頂ければと思います。

     

     

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    POSTED COMMENT

    1. ただのおばちゃん より:

      はじめまして。
      「草の根国際交流で日本のファンを増やすのも我々インターナショナル生の親に課された大事な使命だと思っています。」
      海外で豊かな学びを実現されるお子さんのご家庭って、必ずこのマインドお持ちですよね。
      素晴らしい方針と思います。
      応援しています!

      • ゆたか より:

        ただのおばちゃんさん(こう呼ぶのは憚れましたが、これしか呼び方知らず申し訳ございません・・)、温かいコメントありがとうございます。これを励みにこれからも読者の方のお役に少しでも立てるようなブログを書いていければと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。

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