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    ボーディングスクールのファイナンシャル・エイド申請方法|日本人保護者向け完全ガイド

    アメリカのボーディングスクールはお金がかかります。昨今のグローバルなボーディングスクール人気もあり、学校、為替レート等にもよりますが、一流の学校だと学費・寮費だけで年間700万円、プラス娯楽費(友達と街に繰り出す、場合によってはちょっとした海外旅行等)、更には年2-3回の往復飛行機代等も合わせると、ざっと一人当たり年間800-900万円は覚悟です。

    ということで、経済的なハードルが高いのは事実です。が、殆どの学校には「ファイナンシャル・エイド」と呼ばれる経済的援助制度があります。

    ファイナンシャル・エイドを申請すると、一般的には合格率が落ちる(どれくらい?と聞かれると答えるのが難しいですが・・)と言われています。もともとインターナショナル生は合格率が低い傾向があるので、ファイナンシャル・エイドを申請すると狭き門がさらに狭くなってしまいますが、それでも学費がネックとなっているご家庭にとっては非常にありがたい、検討する価値のある制度だと思います。

    今回は、実際この制度を活用させて頂いている我が家の経験をお伝えします。

    ファイナンシャル・エイド申請の流れ

    オンラインでの出願手続きの際には、「ファイナンシャル・エイドを申請しますか?」と聞かれることが多いでしょう。

    そこで「Yes」を選択すると、「いついつまでにSSSで申請してください」と指示されることが殆どかと。

    SSSとは”School and Student Services“の略で、多くのボーディングスクールがファイナンシャル・エイドの手続きに際して利用している、いわゆるサービス代行会社です。

    SSSでのファイナンシャルエイド申請の流れは、ざっくり以下の通りです。

    親
    ①PFS(Parent Financial Statement、経済状況申告書)の作成、提出
    SSS
    SSS
    ②各家庭の経済状況を踏まえた「拠出可能学費」を算出
    学校
    学校
    ③SSSからPFSを受領、ファイナンシャル・エイドの検討開始
    親
    ④税務申告書類等のアップロード
    SSS
    SSS
    ⑤税務申告書類の審査
    学校
    学校
    ⑥ファイナンシャル・エイドの支払い可否、および支払金額を確定、各家庭に結果を伝達
    学校
    学校
    ⑧必要に応じ追加書類提出を要求する等、モニターを継続

    SSS申請手続き

    アカウント開設

    先ずはSSSにアカウントを開設です。これはそんなに難しいことは無いと思いますので、パパッといきましょう。

    PFSチェックリスト

    アカウントが開設出来たら、いよいよオンラインでのPFS作成です。作業内容としては確定申告を英語でやるような感じになるのでそこそこ骨は折れますが、ご子息の為、家計の為、頑張りどころです!

    PFSで聞かれる主な内容は以下の通りです。

    • 家族情報:両親の婚姻状況、扶養家族の人数・年齢、兄弟姉妹の在学校・学年
    • 収入情報:給与所得(父・母それぞれ)、自営業所得、投資・配当・利息、不動産・年金収入など
    • 資産情報:預貯金残高、投資資産(株式・投資信託等)、退職金口座(401k/IRA等)、自宅評価額・住宅ローン残高、その他の不動産
    • 負債情報:住宅ローン以外のローンや借入残高
    • 教育関連支出:他の兄弟姉妹の学費、親自身が現在払っている学費
    • 特別事情:医療・介護費などの大きな支出、家族構成の変化、失業・収入減少などの個別事情

    PFSが完成したら、あとは55ドル位の手数料を払って手続き完了です。お疲れさまでした!

    コマ切れでやろうとすると、アレなんだったけ?みたいなことになってトータルで掛かる時間がかなり長くなってしまうような気がしますので、個人的には数時間まとまった時間を確保した上で、一気に片付けてしまうことをお勧めします。

    「奨学金」と「ファイナンシャル・エイド」の違い

    以前このブログでも「奨学金」を取り上げたことがあります。

    広義の意味では「奨学金」も「ファイナンシャル・エイド」も同じと言って差し支えないでしょうが、あえて区別するとしたら

    奨学金資金の出し手が当該学校以外の団体のもの。(例)柳井正財団奨学金プログラム(但し、この財団は大学進学のみが対象のようですので、ボーディングスクールには適用対象外と思われます。詳しくはホームページにてご確認ください)
    ファイナンシャル・エイド各ボーディングスクールが寄付金基金等を財源に提供する経済的援助制度

    といったところでしょうか?

    関連して、米国大学のメリットベース全額奨学金(学校外団体ではなく大学側が提供する事例)については米国大学の全額奨学金は日本人でも取れる?申請条件・種類・採用実績まとめもご参照ください。日本人がアプライ可能な「Full Ride(全額補助)」奨学金の実例を紹介しています。

    ただ、柳井正財団もそうですが、奨学金はそもそもボーディングスクールが対象なのかビミョーな他(おそらく殆どの制度は大学・大学院留学を念頭に設計されていると思われます)、奨学金受給の為の選抜がある等、ことボーディングスクールに関しては(少なくとも現時点では)決して使い勝手が良いとは言えない気がします。

    一方、ファイナンシャル・エイドに関しては、基本申請自体は誰でもできる設計になっています。

    もちろん、最初の方で言及した通り、ファイナンシャル・エイドを申請するとフル・ペイ(全額自分持ち)に比べると合格率が低下する可能性は高まりますが、そこは各家庭に判断の余地があるところですので、大いに悩んだ上でご決断頂けばよいかと思います。

    尚、今回のトピックスはブログの読者様から頂いたコメントを参考にさせて頂きました。ありがとうございます!これからも少しでも読者の皆様のお役に立てるような情報を発信していければと思っています。

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