前回投稿から1年以上経ちました。その間、我が家では長男次男がそれぞれ米国大学を卒業し、三男は米ボーディングスクールでの最終学年を勉学、スポーツ、そして大学受験に励みました。
長男次男の大学受験の時は親に知識も余裕もなかったからか、「なんか知らん間に大学決まってた」、そして入学から1年後に「へー、編入試験なんて受けるのね」という感じでホントに右も左も分かっていなかったのですが、三男の時はその後海外進学に関するブログを始め色々と興味を持ち始めたからか、通ったボーディングスクールのカレッジカウンセラーのサポートが手厚いからか、長男次男の時に比べればではありますが、色々と分かってきました。
この度三男の進学先が決まったこともあり、振り返るには良いタイミングかなというのと、GW特に予定なくて暇なので(w)、久しぶりにブログ書くことにしました。
進学先と学費
三男は結局南部の州立大学に進学することに決めました。因みにアメリカの「南部」って言われても私含めあんまりピンとこない日本人は多いかと思いますが、南北は「メイソン・ディクソン・ライン(Mason Dixon Line)」なるもので分けられるとのことです。地図はこちら。
ということで、テキサス州、ルイジアナ州、ミシシッピ州等のような所謂”Deep South”はイメージ通りかと思いますが、バージニア州とかノースカロライナ州なんかは「あ、そこも南部なのね」というのが個人的な感想ですw
ま、それはさておき、三男は運よくいくつかの大学から合格を頂けたのですが、最終的にはボストンの私立大学(アイビーリーグではありません、為念💦)か南部の州立大学かで悩んだ末、後者を選びました。
我が家は三男のボーディングスクール進学のタイミングで家庭の事情が発生し、高校進学先を決める際に親が口を出してしまったので、大学進学の際には子供に全てを委ねると心に決めていました。
因みに、ボストンの私立大学の1年目の学費は奨学金無しの定価だと$93,092。。内訳は以下です。
Charge | Fall 2024 | Spring 2025 |
Tuition | $34,473 | $34,473 |
Activity Fee | $396 | $0 |
Health Wellness Fee | $1,162 | $0 |
Medical Insurance | $4,000 | $0 |
Room | $5,064 | $5,064 |
Meal Plan | $4,230 | $4,230 |
Total Semester | $49,325 | $43,767 |
Total Year | $93,092 |
なんか長男次男の時と比べてもトンデモナイことになってます。。イメージ5年前の1.5倍です。プラス円安。。これ見た瞬間、資金面で以下2つのアクションを取りました。
1.大学に対して改めて奨学金(Financial Aid)を相談
出願時に奨学金を申請済みで、合格発表時に既に「奨学金は検討しましたが出せません」と言われてはいたものの、改めて相談。その過程で分かったのは、大学によっては経済環境の変化等を理由に改めて奨学金をアピールできるプロセスが用意されているところもあるということです。正当な理由がある場合は相談してみるのもアリでしょう。
2.日本の財団系奨学金を改めてチェック
米国大学の合格発表が出そろうのは大体3月末頃。その時点でも我が家の条件にフィットして且つまだ締め切っていない奨学金は私が探せた限りは一つだけ。。てか、メジャーな財団系(柳井正財団、笹川平和財団等)はそもそも対象校制限があってその時点でアウトなんですよね。まあ、そのような制限かけないと対象学生が増えすぎて選ぶ方も大変になってしまうのは分かりますが。
そして、ご参考までに進学する州立大学の学費(州外学生向け)はこちら。健康保険とか漏れているような気がしますが、それでも私立大学とは結構差がありますね。
Cost | 24-25 |
Tuition | $39,228 |
Fees | $1,990 |
Housing | $7,736 |
Food | $6,068 |
Books & Supplies | $1,290 |
Travel | $1,772 |
Loan Fees | $56 |
Personal | $1,900 |
Total | $60,040 |
因みに、三男は現在都会の喧騒から離れた風光明媚な場所にある南部のボーディングスクールに通っており、受験準備開始当初は「大学4年間は都会で過ごしたいなー」くらいの感じでしたが、結局選んだのは都会ど真ん中のボストンの大学ではなく、南部の大学。まあこうトーンで書いてしまう背景には親の無知と偏見も多分に影響してしまっているかと思いますが。次回は海外進学に対する親の「思い込み」「先入観」についても触れつつ、子供が自分で進学先を決めた際のポイントについて書いてみようと思います。