留学

    米国の全額奨学金、日本人にもチャンス有り!

    2023年6月、米南部のボーディングスクール3年生の三男より興奮気味に連絡がきました。

    「ノースカロライナ大学(UNC)のモアヘッド・ケイン奨学金に学校から推薦された!」と。

    なにそれ?と聞くと、

    • 4年間全額奨学金。
    • 通常の学費のみならず、サマープログラム、海外留学、寮費、交通費(飛行機代)等、全てカバー。
    • 今年は自分を含め在籍校から2名推薦されたが、奨学金プログラム全体での合格率は3%とかなり狭き門。

    とのこと。へえ、こんなのあるんだ、と。

    SSAT驚異の「1パーセンタイル」から始まった米ボーディングスクール挑戦を想うと、よーこんなすごいのに推薦されたな、というのが第一印象でしたが、選抜に当たってはアカデミック面のみならず、生活態度、リーダーシップ、コミュニティへの貢献度等、人格的な部分も重視されると聞き、「あ、だったら三男にもチャンスあるだろうし、これって多くの日本人にとってチャンスなんじゃない」とも感じました。

    三男はアメフトチームに所属していたのですが、毎試合後、ホームでもアウェーでもグラウンドに落ちているゴミを拾って帰っていたとのこと。本人はサッカー日本代表の選手、サポーターがやっていたのを見て「いいな」と思ってやったとのことですが、これが思いのほか様々な方々からの評価につながったようで、その年のシーズン終了後、”Sweep the Sheds(小屋を掃く)”賞を受賞しました。

    “Sweep the Sheds”に関してはこちらのブログが参考になります。

    因みに、副賞として以下の本を頂きました。背表紙にはコーチの直筆サイン入りですww

    もちろん、入学してから勉強も頑張ってはいましたが、成績は学年トップとかでは全然なく、まあ上の方かな、くらいでした。三男が通ったボーディングスクールはアカデミックと同程度、もしくはそれ以上に人格、品性を重視する校風だったことが思いのほかフィットしたのかもしれません。

    更に聞いてみると、UNCのモアヘッド・ケイン奨学金以外にも、ヴァージニア大学にはジェファーソン奨学金等、各大学には似たようなプログラムがあると。全然知りませんでした。

    尚、モアヘッド・ケイン奨学金に関しては、ノースカロライナ州の生徒であれば学校推薦がなくてもアプライ可能ですが、インターナショナル生は学校推薦がマストです。

    また、アプライの条件としてはUNCにアーリーアクション(EA)で出願することがありますが、EAはアーリーディシジョン(ED)とは異なり拘束力がないので、まあ特にネックにはならないですかね。

    日本の財団が提供する全額奨学金については私も色々と調べ、実際にアプライもしましたが、結局全部ダメで、「アレは一体何だったんだろう。合否の基準もよー分からんし」というモヤモヤ感が残った感じでした。

    その点、今回紹介したモアヘッド・ケイン奨学金は日頃の勉強、行い、頑張りが推薦に直結していることから、コツコツ努力型の日本人にもチャンスがある、このような奨学金の推薦をしている学校に通っている方は調べてみる価値大いにあり、と思いました。

    とはいえ、長男次男に聞く限り、彼らが通ったコネチカット州のボーディングスクールにはこのような奨学金プログラムへの学校推薦は無かった?ようでして、結局最後は「ご縁」の世界なんでしょうね。

    ということで、前回ブログで紹介した「ロングリスト」にすら入っていなかったUNC、いきなり三男の志望校リストの上位にランクインしてきました!

    本当に何がどうなるか、最後まで分からないものですね。そして、奨学金の合否は如何に?!

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