皆さん、ボーディングスクールの検討を始めたらまずやること、といえば「ネットでランキングサイトチェック」ですよね??
が、ランキングを上から眺めるだけで「なんか活用しきれていないなー。。」という方は多いのではないでしょうか??
ということで、今回は「我が家流 ランキングサイトの見方」をご紹介させていただきます!ここでご紹介する見方は、ボーディングスクールを卒業した息子達直伝のノウハウです。是非ご参考にして頂ければ!
因みに、今回例として使用するランキングサイトはNICHEです。
ランキングサイトの信頼度チェック
ランキングサイトを開いたら、先ずは「トップ3」にエクセターが入っているかチェックしましょう。もし入っていなかったら、(少なくとも2021年現在では)そのランキングサイトはちょっと怪しいですw。
ランキングの信頼度チェックをクリアしたら、いよいよ中身を見ていきましょう!どのランキングサイトにおいても、基本「トップ20は神エリア、トップ100でも十分ハイレベル」です。NICHEの2021年全米ボーディングスクールランキングだと、トップ20はこんな感じです。
- Phillips Academy, Andover, MA
- Phillips Exeter Academy, Exeter, NH
- The Hotchkiss School, Lakeville, CT
- Choate Rosemary Hall, Wallingford, CT
- The Lawrenceville School, Lawrenceville, NJ
- Groton School, Groton, MA
- Noble and Greenough School, Dedham, MA
- St. Paul’s School, Concord, NH
- Concord Academy, Concord, MA
- Deerfield Academy, Deerfield, MA
- Milton Academy, Milton MA
- Middlesex School, Concord, MA
- The Loomis Chaffee School, Windsor, CT
- The Thacher School, Ojai, CA
- Cranbrook Schools, Bloomfield Hills, MI
- Cate School, Carpinteria, CA
- The Hockaday School, Dallas, TX
- Lake Forest Academy, Lake Forest, IL
- The Taft School, Watertown, CT
- Hackley School, Tarrytown, NY
太字はテンスクールズですが、10校全てが入っているわけでもないですね。これは、その学校が実は良くない、ということではなく、むしろテンスクールズ以外にも素晴らしい学校がたくさんある、と解釈すべきでしょう。だからこそ、ボーディングスクール選びは大変でもあり、大切でもあるのです。
NICHEでは、全米ボーディングスクールランキング以外にも、いろんな切り口でのランキングをチェックできます。例えばエクセターだと
- 全米私立学校ランキング(4,260校中2位)
- 全米理系高校ランキング(7,880校中6位)
- 全米プレップスクールランキング(4,148校中8位)
- 全米ダイバーシティランキング(7,099校中599位)
- ニューハンプシャー州ボーディングスクールランキング(11校中1位)
- ニューハンプシャー州スポーツ学校ランキング(133校中53位)
等々。ランキングサイトを見始めると、いつの間にか自分の意図に合わないランキングをチェックしていた、なんてことも出てきますので、気を付けてくださいね!
人気の志望大学
アメリカの大学進学を視野に入れるのであればもちろんのこと、そうでないとしても、「人気の志望大学」はチェックした方が良いでしょう。
思春期の子供達は環境に流されやすいものなので、クラスメート達がどういう大学を目指しているのかは、その学校のアカデミックレベルを計れるのみではなく、子供たちの勉強に対する取り組み姿勢に多大な影響を与えるという点で、非常に重要な要素だと思います。
NICHEでは、”Academics”という項目の中にある”Popular Colleges”で確認できます。例えばエクセターだと(カッコ内はUS Newsの2021年全米大学ランキング)、
- ハーバード (#2)
- コロンビア (#3)
- イェール (#4)
- スタンフォード (#6)
- ブラウン (#14)
- ペンシルバニア (#8)
- プリンストン (#1)
- MIT (#4)
- NYU (#30)
- コーネル (#18)
と、アイビーリーグの名門大学(太字)がずらっと並んでます。スゴいですねw
ただ、人気の志望大学には地域差がかなり色濃く出ます。エクセターのような東海岸のボーディングスクールだと、同じく東海岸の名門大学が人気の中心となりますが、一方で例えば西海岸のトップ校の一つであるサッチャーだと、
- スタンフォード (#6)
- 南カリフォルニア大 (#24)
- UCLA (#20)
- UCバークレー (#22)
- ブラウン (#14)
- ダートマス (#13)
- イェール (#4)
- NYU (#30)
- デューク (#12)
- ハーバード (#2)
という風に、アイビーリーグよりも西海岸の名門大学が上位を占めることになります。面白いですね。
念のためですが、「人気の志望大学」と「実際の合格実績」は別物です。実際の合格実績に関しては、各学校のホームページにある「マトリキュレーション(Matriculation)」で確認できます。エクセターはこちら。
向こうの学校事情がよくわかる息子達は、マトリキュレーションを眺めては「おー」とか「あー」とか言いながらみていますが、たくさんの大学がアルファベット順でドバーッとリストアップされていることが多く、私のような素人には正直消化しきれないかな、というようなシロモノです。
ということで、個人的には、マトリキュレーションとまで行かずとも、ネットでサクッと見れる「人気の志望大学」リストで代替してしまってよいかなと思います。
ダイバーシティ
「どっぷりアメリカのカルチャーに染まりたいから、なるべく日本人(アジア人)がいない学校に行きたい!」とか、逆に「世界中の学生と知り合いになりたいから、インターナショナル生が多い学校に行きたい!」とか、ダイバーシティに関する考え方は、こと留学・進学に際しては考え方の違いが大きく出てくるところかなと思います。
NICHEでは、”Student”の項目の右下にある”Read More About the Students”でその学校のダイバーシティの状況が確認できます。エクセターはこちら。有色人種が少ない昔ながらの「ザ・白人カルチャー」の色彩が濃いのか、インターナショナル生はどれくらいいるのか、アジア人比率はどうか等、その学校の雰囲気を掴むためにも是非チェックしてみてください。
地域にもよりますが、ざっくり、ボーディングスクールでは「白人比率60%」がダイバーシティを計る一つの目安になるかな、と思います。逆に、白人比率が50%を下回る学校は、アメリカ全体での白人比率が78.1%(2011年時点)であることに鑑み、なんでそうなっているのか、背景を確認しておいた方が良いでしょう。
エクセターだと白人比率は58.3%ですね。別に白人比率だけが全てでは無いですし、ダイバーシティに対する考え方は各家庭によって異なると思いますのでアレですが、我が家の息子達曰く、白人比率60%を超える学校では「自分はそのコミュニティの中ではマイノリティである」というマインドセットで行く方が何かと気持ちが楽になるだろう、とのことでした。まあ最近はどの学校でもダイバーシティの大切さは強く意識されているので、その辺に対する配慮はしっかりしているとは思いますが。
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どの学校にもランキングだけでは表せない良さがあります。息子達も「ランキングはあくまでも参考に過ぎない。ランキングが低くてもいい学校はいくらでもある。『良いアメリカの大学に進学すること』をゴールとするのであれば、トップ20でなくても十分に目的を達成するチャンスはある」と言っています。
が、ランキングサイトにはランキング以外にも有益な情報がてんこ盛りですので、是非我が家流ランキングサイトの見方を参考に、自分にピッタリの学校選びに活用して頂ければと思います。
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