留学

    合格発表から入学手続きまで

    3月10日の合否発表で見事合格を勝ち取ることが出来たら、次にやるべきは「入学手続き(Enrollment)」です。合格してまずはホッとしたところでしょうが、ボーディングスクール生活のスタートはここからです。気を引き締めて取り組みましょう!

    入学手続き(Enrollment)期限の確認

    学校にもよりますが、Enrollmentの期限は合否発表から1か月後、つまり3月10日が合否発表だった場合は4月10日としている学校が殆どのようです。合格発表のメールにEnrollmentの期限は書いてあるでしょうから、先ずはこの日程をしっかり確認しましょう。

    どの学校に行くべきか

    我が家の長男次男のように1校しか受からなかった場合、どの学校に行くか悩むことは無いですが、もし複数校から合格を勝ち取った場合はEnrollment期限までの1か月間は決断の1か月となります。

    もし第一志望に合格していた場合はそんなに悩むこともないかもですが、それでもやはり「どの学校に行くべきか」は改めて家族でじっくり話し合った方がよいでしょう。

    例えばですが、テンスクールズと、そこまでネームバリューは無いが毎年数名はアイビーリーグに進学しているストロング・プレップスクールの2校の間での選択となったとしましょう。

    我が家だったら、以下の点を再確認した上で最終的に判断を下します。

    1. 奨学金の有無
    2. 名門米国大学への進学実績

    基準1:奨学金の有無

    ボーディングスクールのコストとリターン。この比較は非常に大事です。

    何を「リターン」と考えるかにもよりますが、もし

    • バイリンガル(ネイティブレベルに達する)
    • バイカルチャー(英語が話せるだけでなく、アメリカ人の思考回路を理解し、TPOをわきまえたコミュニケーションが取れるようになる)
    • リーダーシップを身に着ける
    • 将来グローバルに活躍できる人物になる

    といった辺りを「リターン」だと認識するのであれば、正直、上記2校であればどちらでも得られるものであり、多少の差はあれど、両者の間には然程の違いはないでしょう(学校関係者は違うと言うと思いますが、ぶっちゃけ親目線ではそんなもんです)。

    もちろん、これ以外にも大学進学(これは後で詳しく触れます)、一生続く友人関係(含む家族の人脈)とかも重要な「リターン」の要素になるかとは思いますが、誰と寮の同部屋になるかとか「運」による部分も大きいですし、仮に超立派な家庭・家系の同級生がいたとしても、その子やその家族と一生続く友人関係が気付けるかは最終的には本人・親御さん次第だったりするわけで。

    であれば、ですが、単純に「奨学金をもらえたのであれば、そっちを選ぶ」でも良いのではないでしょうか?

    年間700万円近い学費+年間3回程度の往復飛行機代+現地での生活費を4年間フルペイで払うのは、結構な負担です。更に、アメリカの大学進学となったらそこから更に4年間ですからね。。。

    因みに、我が家の三男はNicheのボーディングスクールランキングで20番台の学校にも受かりましたが、最終的には50番台の学校を選びました。その際の最大のポイントとなったのが奨学金の有無でした。

    正直、アカデミックレベルは長男次男が通った30番台の学校と比べると劣ってるかな、と思う部分もありますが(英語がネイティブに近い長男次男でも1年目では授業についていくのが大変だと言っていた一方、英語に不安ありまくりの三男は1年目から成績優秀者リストに載るくらいw)、人間教育含め全体的にちゃんとしてますし、我が家的には50番台の学校でもなんの不満もありません。

    基準2:名門米国大学への進学実績

    ボーディングスクールの多くは「プレップスクール=大学進学準備のための学校」であります。

    もしお子さんがボーディングスクール入学時点ではアメリカ大学進学なんて一ミリも考えてなかったとしても、1年も通えば周囲に影響を受けフツーに「アメリカの大学に進学したい!」というようになるでしょう。

    ということで、大学進学はボーディングスクールとは切っても切り離せない関係にあり、故に大学進学実績はボーディングスクールを選ぶ上で非常に重要な要素となるわけです。

    ランキングの高い名門ボーディングスクールほど名門大学への進学可能性が高まる、という世の中の一般的な認識はデータで裏付けられます。例えば、エクセターの2018-2020の3年間のマトリケーション(大学合格実績)から15人以上合格している大学を列挙するとこんな感じです。毎年ハーバードに8人くらい、MITに7人くらい、イェールに10人くらい合格です。

    • Brown University…23
    • Carnegie Mellon…17
    • Columbia University…34
    • Cornell University…19
    • Georgetown University…26
    • Harvard University…23
    • MIT…20
    • Princeton University…20
    • Tufts University…26
    • University of Chicago…38
    • University Pennsylvania…21
    • Wellesley College…19
    • Yale University…31

    すごいですね。これを見る限り、名門大学への進学を最重要視するのであれば、取り敢えずランキング高い名門校行っとけば、となりますね。

    でも、ここで忘れてはならないのは、これらはエクセターの中でも優秀な学生の合格実績であって、あなたのご子息がエクセターに行っても同じようになるとは限らない、ということです。

    そもそも、近年名門ボーディングスクールから名門大学への合格割合は低下しています。

    なぜか?その最大の理由として挙げられるのが「ダイバーシティ」。名門ボーディングスクールからばっかり生徒を取るのはダイバーシティの観点からも良くないと。まあ確かにそうですよね。

    結果、受験に向けた校内競争は名門校でも激化の一途を辿っています。アカデミックで優秀な成績を収めるのはもちろんのこと、ボランティア等の課外活動(”Extracarricular activity”といわれるもの)やクラブ活動でリーダーシップをとる等の「意識高い系」の動きが出来ないと校内競争で淘汰されてしまうと。

    また、名門大学進学に向けてプレッシャーを受け続ける環境に置かれるため、ドロップアウトならまだしも、良くないものに手を出してしまう生徒も出てきてしまうとか(まあこれに関しては名門校に限った問題ではないですが)。。

    ご参考までに、我が家の三男の学校の同時期のマトリケーションをエクセターのそれと比較すると、MITとイェール以外は略被ってました。

    これはつまり、ランキング50番台の学校からでもエクセターの学生が行くような名門大学学校に合格できている、ということです。もちろん、合格者数はエクセターの方が圧倒的に多いでしょう。が、ポイントは、その学校でトップになれば、数少ない名門校枠をゲットできる可能性がある、ということです!

    学校内での勝ち抜き戦の激しさと、名門校の枠数は概ね比例関係にあるのでどちらが良いのか正直何とも言えませんが、「結局どっちでもいいのではないか」というのが我が家の結論です。

    最後に

    結局、学校を選ぶ基準は各家庭ごとにまちまち、ということになってしまうかと思いますが、上記のような考え方もある、というのは是非参考にして頂ければと思います。

    行く学校を決めたら、あとは4月10日くらいまでにEnrollment Contract(入学契約書)等にサインして手続き完了です!入学おめでとうございます!

    手続き終えてホッとしたのも束の間、入寮時には一体何を持っていけばいい?教科書はどうやって揃える?入学式的なものはある?とか、次から次へと新たな疑問・不安が押し寄せてくるかと思います。が、基本学校側から必要なタイミングで必要な案内が届きますので、届かない間は焦って動く必要なしと考えてドンと構えて待ちましょうw

    次回は入寮に向けた準備について書いていこうと思います。ちょうどこれから出国の皆様のお役に立てれば。

     

     

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