留学

    「カレッジカウンセラー」って何してくれるの?

    日本の高校からアメリカの大学進学を目指すとなると、多くの方がSAT対策塾や「留学カウンセラー」サービスを活用して準備を進めるのかなと思います。

    では本場アメリカの高校生はどうやって準備しているんでしょうか?

    答えは、各高校に在籍する「カレッジカウンセラー」にサポートしてもらう、です。その上で、お金持ちとか教育熱心なアジア系ご家族のご子息がプラスアルファでプライベートチューター(家庭教師)を雇って、という感じです。

    日本の高校からの受験とアメリカのボーディングスクールからの受験とでは異なる部分も多々あるかとは思いますが、アメリカのボーディングスクールではどのような進路指導がされているのか、参考になる部分もあるかなと思いましたので、親目線でご紹介させていただきます。

    カレッジカウンセラー

    アメリカの高校は日本より1年長くて4年制を採用していますが、(日本の進学校とは異なり)入学した瞬間から進学対策一色、という『ドラゴン桜』みたいな学校はまぁありませんw

    基本どの学校も、1-2年生の間は学校の勉強や活動に全力投球、3年生に進級するタイミングでようやく大学進学に向けた具体的な進路指導が始める、という感じなのではないでしょうか?少なくとも、長男次男の学校も、三男の学校もそんな感じでした。

    ただ、一旦指導が始まると、生徒一人一人に適性を見極めたうえで適正なカレッジカウンセラーが割り振られ、志望校選定からSAT、エッセー対策、学校見学プランまで、大学受験に関することはほぼ全てカウンセラーと二人三脚で進めていく、といった感じでして、カウンセラーとは濃密な時間を共に過ごしていくことになります。

    そして、最近の大学受験では何かと親が口を出すケースが増えていることもあってか(これは万国共通ですね。。)、カレッジカウンセラーは生徒のみならず親とも密なコミュニケーションを取るようになっているみたいです。後々シコリが残らないよう色々と気を使ってくれているのでしょうね。恐縮です。

    ただ、この「親とのコミュニケーション」、学校やカウンセラーによって結構温度差があるかなと。実際、我が家の三男は長男次男とは別のボーディングスクールに通っていますが、カレッジカウンセラーからの情報還元が手厚いこと手厚いこと。

    長男次男の時は正直「気づいたときには子供達が勝手に志望校決めていた。親としてやったのは言われるがまま受験料を払っただけ」でした(念のためですが、決してディスっているわけではありません。それはそれで上手くいき、実際に子供達は納得のいく進学ができましたので。そもそも長男次男の時は私自身にこれといったこだわりも知識も無かったので、手厚いサポートされても逆に困っていたかもです 汗)。

    が、三男の学校では、3年生進級時に「親の大学進学に対する考え」についてのアンケートが来て、その答えを基にウェブ面談もしましたし、夏休みには「大学進学を控えた親が読むべき本」の推奨なんかもありましたし、月に一度は「College Counselling Newletter」というタイトルのメールが届いたりします。

    ということで、次はどんなカウンセリングをしてくれるのか、三男の学校を例にご説明したいと思います。

    カウンセリングの内容

    親目線でまず「へー」って感心したのが、子供達が実際に使っている進路指導用のポータルサイトに親もアクセス出来るようになっていて、今どのような指導がされているのか、親も把握できるようにしているということです。

    そのポータルの中で私が一番感心したのが、大学毎にSATおよびGPAデータ(過去5年分)の散布図が見れる機能です。

    例えば、UVA(ヴァージニア大学)の散布図はこんな感じです。三男はヴァージニアの高校に通っていることもあり、パブリックアイビーにも含まれるUVAは優秀な学生達の中では人気の志望校です。

    三男の現時点の居所は散布図中で”▲”で示されてますが、これを見る限り、ここからSAT上げていかないとUVAはキビシそうですね 汗

    いずれにせよ、高校でこのようなデータをトラックしてくれているので、アイビーリーグの名門校くらいしかイメージ湧かなかったアメリカ大学素人の親には非常に参考になっています。

    また、SATはその名の通り「スタンダードテスト」なので通っている学校に限らず比較可能なものですが、GPAは学校の成績であり、故に学校によってコンセプトからして全く異なることもあるものなので、GPAに関しては同じ学校の生徒のデータと比較しないと意味がないかなと。

    アメリカの大学受験ではGPAがSAT同程度に重視されることからも、「通っている学校のGPAデータ」に基づいた指導は理にかなってますよね。

    因みに、高校によって入りやすい大学、入りにくい大学というのはあるようです。そもそも三男の学校は南部なので、北部のアイビーリーグの名門校を受ける生徒数自体が少ないということもあってか、例えばColumbiaの散布図はこんな感じになります。

    過去5年間、三男の学校からは誰も受かってません。。SAT1500点以上、GPA4.0以上でもダメという。。

    正直、どの高校に行くか、よりも、行った高校で何をするか、の方が大事だと思っていたのですが、このデータを見ると、実際のところはやっぱテンスクールズとか北東部のハイランクのボーディングスクールからじゃないとアイビーリーグとかは厳しいのかな?、と感じてしまいます。。

    と、こんな感じでモヤモヤしているときにビシッとアドバイスをくれるのがカレッジカウンセラーです!

    SATで苦労している三男がカレッジカウンセラーに

    三男
    三男
    まだ受験までは1年あるし、高い目標に向かって頑張ること自体は悪くないはずだから、現時点ではColumbiaとかUペンとかのアイビーリーグも志望校に入れたい

    と相談したところ、返ってきた答えは

    カウンセラー
    カウンセラー
    ColumbiaとかU Pennのようなアクセプタンスレート(合格率)が1桁台の大学は正直お奨めしない。受けてもいいけどあくまでも「チャレンジ校」という位置付けで臨むこと。現実的に考えて、チャレンジ校以外の選定により多くのエネルギーとリソースを注ぐべき。例えば理系に力を入れている学校だったらPurdueとかLehighとか、学生期間中に1年間インターン経験を積むことも出来るNortheasernも悪くない

    とか、

    カウンセラー
    カウンセラー
    南部にもアイビーリーグに負けず劣らずいい学校はたくさんある。RiceWashington University in St. Louisとか。Emoryは散布図の通りSATさえ頑張ればウチの高校の合格実績もそこそこあるし。

    なるほど。参考になります。有名大学に目が行きがちな私には特に。

    とまあこんな感じです。ボーディングスクールのカウンセラーがしてくれること、なんとなくイメージつきましたでしょうか?

    カウンセラーとの相性の問題とかも無くはないでしょうが、幸い我が家の息子達はよいカウンセラーに恵まれ、進学指導に関してはカウンセラーに全幅の信頼を置いてお任せしていますw

    更に、我が家では長男次男が「先輩」として三男に忌憚ないアドバイスしてくれてます。学校のカウンセラーにもお世話になってますが、親的には日本語で色々解説してくれる「先輩」も頼りにしています。

     

     

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